フリーランスWebデザイナーの年収と働き方の実態

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フリーランスWebデザイナーの年収の振り幅はかなり大きい

フリーランスのWebデザイナーといっても、収入によって働き方は全然違います。月100万円以上稼ぐ方もいらっしゃれば、扶養控除範囲内で働く方もいらっしゃいます。

今回は「主婦で女性会社員の平均年収程度に稼ぐフリーランスのWebデザイナー」の生活と思っていただければ幸いです。

女性会社員の平均年収というと、東京都心のIT企業でバリバリ働く女性に比べると低い数字になります。(2017年の女性平均はは386万円 出典:https://www.morecareee.jp/media/joseinenshu-m-0410

でも生活はかなりゆるいです。主婦業をやりながら、ぼちぼち収入を得ているような、そんな感じですね。

<追記>
この記事を書いてから3年が経過し、生活や収入にも変化がありました。収入金額で言えば、扶養範囲内から月100万以上も経験した形になります。記事の後ろの方で、2017年時点の現状を追記しています。この3年間の間に起こしたアクションなども書いていますので、ご参考までにどうぞ。

AM7:00頃 起床

会社員時代はもっと早起きだったのですが、今はゆっくりになりました。朝食の準備や主人のお弁当を作って、毎朝ドタバタしています。私は夕食に炭水化物を避けて軽くし、そのかわりお酒を飲むため、朝食は絶対にかかしません。ついでに食後のコーヒーと一粒チョコレートも欠かしません(笑)

AM8:30 家事開始

大急ぎで洗濯物を干したり食器を片付けたりします。かなり戦争です。ですが、ここで身体を動かすことで、脳みそに血がまわるような気もしています。ついでに最近はじめた家庭菜園の水やりも楽しいです。

AM9:00 メール分類(9時より前にやってる場合が多いけど)

個人事業主のお客様と多くお取り引きさせていただいておりますので、業務終了後に事務作業をされるのか、夜中にメールがわんさかやってきます。私はまず「即対応」「なる早対応」「午後対応」と3つの分類に分けます。分け方の基準ですが、トラブルや緊急のご質問、業務連絡は「即対応」、お見積もりのご依頼やご相談、またミーティングの日程調整などは「なる早対応」、サイト運営に関するご質問は「午後対応」になることが多いです。サイト運営に関するご質問が午後対応なのがちょっとアレなんですが、じっくりご返信したいので後回しにさせていただいています。くえりは個人事業主の方や中小企業の経営者の方が直接お問い合わせいただくケースが多く、時間ある時にじっくり読んでいただければというのもあったりします。

AM9:30 Webサイトチェック

私が制作したり関わらせていただいたWebサイトは1日1回簡単にですがチェックするようにしています。コーヒー飲みながら、ちゃんと表示されているか?程度ですが。それとAnalyticsでザックリとPV数などをチェックします。ブログ更新もバッチリチェックさせていただいてます。なので私の悪口を書いたりしないでください(笑)なにか問題があればすぐにご連絡します。Webサイトが正常表示されない=ビジネスチャンスの損失ですので。

AM10:00 業務開始

いよいよ業務開始です。やる内容は日によって異なります。Webサイトの新規制作・リニューアルの案件を頂戴している場合は、午前中の頭がぼーっとしていない時に集中して作業します。また日課のWebサイトチェックで万が一問題があった場合も当然午前中対応です。
思いっきり書いてしまいますが、月初はアクセス解析レポートを作っていることが多いです。それと五十日はPPC広告関連の仕事が多かったり。そしてフリーランスの特徴として「事務でもなんでもひとりでやらなきゃ」なので、月末はお金関連です。フリーランスの場合、お金のことを確定申告前に集中して行う方も少なくないようですが、私は毎月カチッと締めています。自分のモチベ維持のためにも、お金のことはしっかりしておくべきだと思っています。月額管理料を頂戴しているお客様には請求書と同時に月間作業報告書を作業項目全部書き出してお出ししているのですが、これもモチベアップのためにはとても重要です。「やべ、今月あんまやってなかった」みたいなこともあったりなかったり(汗)「作業しなくてすんでラッキーw」と思わずに、ひとりで仕事をしているからこそ、自分自身でケツ叩く材料をわんさか用意して生活しています。おかげでか、月額管理に対してクレームをいただいたことはありません。「いつもありがとう」と言ってもらえると、めっちゃ喜びます。

経理のバッチリな知識なぞ持ち合わせておりません私ですが、これを使ってなんとかやっています。1年使ってみましたが、使い勝手はいいです。

ちなみにくえり(うちの屋号)に今までに頂戴したご質問やクレームをまとめた記事もありますので、興味ある方はのぞいてみてください。

個人事業主向けホームページ制作者へのよくある質問

昔はディスプレイによって色が全然違うとか、そういうのもいろいろありましたが、最近はあまりなくなりました。そのかわり、クレームの内容が極端になったかもしれません・・・。

PM00:30 休憩

人間、集中力なんてそんなに保ちません(笑)お腹が減ってくると仕事もはかどらないので、お昼のワイドショーを観ながらランチです。というか残り物処理です。この辺が完全に主婦ですね(笑)会社員時代は昼休憩の時間も作業していることが多かったのですが、今はちゃんと休憩するようになりました。ちなみにずっと「ワイドスクランブル」を観ていたのですが、時間が変わって12時からは「徹子の部屋」が放送されるようになったため、徹子さんには申し訳ないのですが、「ひるおび」を観るようになりました・・・ど〜でもいい〜(笑)
あとSNSのチェックしたりもします。

PM01:30 作業

午後対応のメール返信や作業の続きです。画像を作ったりするのも午後にやることが多いです。デザインや絵を描いたりするのはある程度まとまった時間が必要になるので・・・気づいたら残業して帰って来た主人が後ろに立ってたということもありますが、できるだけそういうことがないように・・・とは・・・思っています(笑)

途中、洗濯物を畳んだりしながら休憩します。テレビはつけません。あと作業でハマったりすると掃除機かけて気分転換します。

あと、いくつかブログをやっているのでそれを書いたりしています。アフィリエイトで副収入的な、主婦的なアレです。

PM05:00 スーパーへ買い出し

夕市に走ります(笑)

PM06:00

夕飯の支度をしながら、夕方対応にしていたメール返信などをします。ついでに夕食まで時間があれば趣味のWebサイトを作ったりしながら勉強しています。まだまだインターネットは成長途中の業界です。勉強することをやめたらあっという間に置いていかれてしまいます。『Webデザイナーに必要なものはデザインセンスよりも留まるところを知らない知的欲求心だ』とどこかの偉い人が言っていましたが、それは本当だと思います。で、仕事とは関係ありませんが、最近思うところあって家庭教師のトライ式高校受験の英語ドリルをやってます(笑)

徹夜はしません。

20:00以降は大好きなお酒を飲みながら、本を読んだりゲームやったり、ふっつうです。たま〜に仕事してたら日付変わってたみたいなこともありますが、極力避けます。

フリーランスで仕事していると、代わりに誰かがやってくれるなんてことはありません。体調管理と心情管理には気をつけています。

・・・と言いながら盛大にケガしたんですよねぇ。
カッコつかないなぁ。

それから3年経ち、フリーランス生活や年収にも変化が起こる

当時は旦那さんと2人暮らし、賃貸生活でした。あれから3年経過し、郊外にマイホームを購入、出産し、今も二人目の子供を妊娠中です。
おかげさまでWebデザインのお仕事は続けさせていただいています。
一人目の子供を出産するまでは、このブログ記事のタイトル通りに「女性の平均年収程度」の収入で、このブログ記事とあまり変わらない生活を送っていましたが、出産後状況が大きく変わりました。

前述した「ワイドショー」は見る時間などなくなり(ついでなのでTV廃止しました)、楽しみだったスーパーでの夕市にも参加しなくなりましたね。

産休に伴いフリーランスWebデザイナーとしての年収は激減する

フリーランスや独立を志す女性がもっとも心配するのではないかと思われるのがこいつです。出産。会社員の方であれば、健康保険から「お給料の3分の2相当額」が出産手当金として支払われます。育休中も雇用保険から育児休業給付金が出ます。

フリーランスや自営業の人は、残念ながら出ません。出産の時にもらえる出産育児一時金のみです。会社員って守られてるんですよ、本当に。めっちゃ守られてるんですよ。

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わたしは出産前もフリーランスでしたので、出産手当金や育児休業給付金はいただけませんでした。まあ、仕方ないですね。これを見越して、お金のやりくりをしておく他ありません。もしくは働くか、です。

わたし自身も、産休とはいっても、完全に仕事を休んだわけではありませんでした。里帰り出産などはしていませんが、生まれたばかりの子供はほぼ寝ていますのでチョロチョロ仕事をすることは可能だったんですね。

自分のこと棚に上げてあえて申し上げますが、産後は目がめちゃくちゃ疲れます。パソコンやスマホの画面とか、本当に見ちゃいけないです。「ちょっとなら」もやめた方が良いです。できることならば、休みましょう。子宮にもよろしくないです。

ですが、Webサイトを丸っと受注するとなるとさすがに厳しく、産後数ヶ月は新規制作の受注をストップしたため、サクッと収入は減りました。またどういうわけか(あらかた想像はできますが)10月〜12月になるとWeb制作の引き合いが増える傾向にあり、この期間の受注が翌年の収入を決めるといっても過言ではない状況の中、まさにこの時期に産休だったため、翌年の確定申告はとっても気が楽でした(笑)。その間やっていたことといえば、産休明けの準備。ちょうど「起業女子」がブームだったこともあり、女性起業家向けのサービス展開などを模索しつつ動いていました。

仕事は増えるが収入は伸び悩む

一人目の子供が7ヶ月の頃、保育園に入れることができましたので本格的に仕事を再開しました。が、収入は伸び悩みます。産休中に考えていた「起業女子向けサービス」はそれなりの件数受注しました。ちなみに行った営業活動はアメブロとFacebookと起業女子が集まるお茶会への参加。人脈は確実に広がり、仕事量は格段に増えましたが、収入は伸び悩みます。

単純に、「受注単価が低かった」というか「低く設定しすぎた」んです(笑)。とはいえ、売れる商品は「アメブロヘッダー」や「イラスト制作」が中心で、作業量の割に売価を高く設定できないものばかりでした(私の作業が遅いっつうのも原因)。家族は増え、仕事量も増えたんですからそりゃもう毎日が戦争。久しぶりに体重が30kg台に突入し(低身長なので死にはしません)、結構なお疲れ様でしたね。休日はほぼ皆無。睡眠時間は削られ、常に焦っている、そんな生活を半年ほど続け、気づきます「ダメだこりゃw」。

苦労の副産物を抱えて戦い方を見つめ直す

そうこうしている間に、ポツポツと自分のホームページからWebサイト制作へのお問い合わせをいただきます。それらを受注する中で「アメブロヘッダー」や「イラスト制作」はフェードアウトしていきました(今もたまにご発注いただきますが)。もちろんお茶会で広げた人脈を駆使し人員を増やし、起業女子様向けコンテンツを継続させることもできたわけですが、自分自身、起業女子として活動してみて「なんかいろんな面で健全じゃない経済活動だ」と思うところあり、積極的に営業しようと思わなくなったというのが本音です。

こうして仕事の件数自体は減りましたので、1件1件私なりにできる限りコミットしました。デザイナーですので、デザインするのは当然なのですが、産後の低迷期に学んだことは多く、自分で言うのもなんですが、この間で提供できる事柄の幅も広がりました。もともと「ホームページはただ作るものじゃない」と言う思いは強く、お客様と二人三脚でと言う気持ちはありましたが、それがさらに強くなりました。結果、ご紹介やリピートにつながってきたのかな?と、本当に有り難く思っています。産後の谷間を経て収入はこの記事を書いていた3年前よりも増えました。この記事の冒頭にも書きましたが、Webデザイナーといっても働き方や収入は人それぞれ。ちなみに私は「月100万以上」も「扶養の範囲内」もバランスよく経験したってわけです。いやはや人生ってヤツは本当に山あり谷あり。何も個人事業者に限ったことでもなくなりつつある感しますけどね。

子供は思いっきり遊ばせてくれる保育園が本当に楽しいみたいで、自宅で育てるよりも良かったのかな?と思っています。ただもう少し、保育園から帰ってきてからのスキンシップタイムを増やせたらな・・・と言う思いはあります。家事はめちゃくちゃ早くなりました。そうでもしなければフルタイムで働きつつ子育てなんて・・・できるのかな・・・できるならその方法知りたいな(家事代行とか使えっつう話すかね)。そんなこんなで、ここからさらに業務のクオリティーを高め活動を広げていこう!積極的に活動していこう!と思った矢先、また妊娠しました(笑)。あらやだ、またなんか学べってことかしら?

これまでいわゆるダブルインカムで生活してきましたが、自分の年齢や仕事量、子育てなどなど思うところあり、夫婦で相談した結果、今回は主人が育休ついでに退職することにしました。大手企業でもない限り、男性の育児休暇取得は難しいのが現状です。会社にそのような制度があったとしても、難しいもんです。とまぁ、出産とともに大黒柱になるってなかなかの恐怖体験ではありますが(笑)、思うようにジタバタしてみようと思います。そのうち、時間ができたら「旦那君の主夫日記」とか漫画にしてみたいです(笑)。

まとめ フリーランスは働き方も年収も全部自分次第!だがそれが良い!

会社員と違って、産休による手当などありません。ので個人事業主・フリーランスの人間は有事の際の貯蓄などちゃんと考えておかないとなぁと心底思います。子供居なければここまで考えなかったかもしれませんが(笑)。それでも自分が思うように活動し、自分の持てるすべてを武器にお客様の事業を盛り上げるお手伝いができるこの仕事に、心底やりがいを感じています。2人目の産後、またきっと生活は変わるはずです。そしたらまた結果をご報告しますね。

さらに追記

二人目の出産直前に、個人事業から法人化し「株式会社くえり」になりました。

個人事業から法人化して、何か変わったか?といえば、保険料とか、出費が増えたってことですかね(笑)。他にも、全体的に動かす金額は大きくなりました。以前は数万円の振り込みにめちゃくちゃビビってましたが、それもなんとか慣れました。法人化して丸一年が経過し、本当にいろんなことを経験しています。

個人事業から法人化し、お付き合いの幅も変わってきました。まだ慣れない部分の方が多くて、戸惑う毎日ですが、「全ては自分次第!」これにつきますね。

くえりはフリーランスの価格帯でホームページ制作ができるWeb制作会社として、いろんな工夫をしながら、これからも中小企業・個人事業の事業主様のお役に立てるよう、前傾姿勢強めで突っ込んでいきます!

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